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平屋とは

2025.03.31

担当:工藤 (本社)

皆さんは平屋と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。

一般住宅の多くは二階建てがほとんどですが、今回は平屋に焦点を絞って書いてみました。

これからの住まいづくりの参考になれば幸いです!



平屋の基本的な意味と定義
平屋とは、1階建ての住宅を指します。つまり、階段がなく、生活空間がすべてワンフロアに収まっているのが特徴です。
かつては「平屋=古い家」というイメージがありましたが、近年ではデザイン性や住みやすさを重視したモダンな平屋も増えており、人気が再燃しています。
特に、バリアフリー設計がしやすい点や、生活動線を効率的に作れる点が、老後を見据えた住まいとしても注目されています。また、広い土地を確保できれば、贅沢な間取りや開放感のある住空間を作りやすいのも大きな魅力です。



二階建てや他の住宅との違い
平屋と二階建ての最大の違いは、やはり「階層の有無」です。
①生活動線の違い
平屋は階段がないため、家の中の移動がスムーズです。家事動線も短くできるため、掃除や洗濯などの家事負担が軽減します。一方、二階建ては1階と2階で役割を分けやすい(1階は生活空間、2階はプライベート空間など)というメリットがあります。
②構造の違い
構造面では、平屋は二階建てに比べて屋根や基礎部分の面積が広くなります。結果として、建築コストがやや高くなることも。ただし、二階建てに必要な階段や吹き抜け部分のコストを抑えられる点もあり、全体の設計次第ではコストをバランス良く調整できます。
③デザインの違い
デザイン面でも違いが明確です。平屋は屋根の形状や広い敷地を生かした横長のデザインが多く、開放感を重視した設計が可能です。一方、二階建ては縦に空間を活用できるため、狭い敷地でも部屋数を確保しやすいのがメリットです。



平屋のメリット・デメリット
平屋にはたくさんの魅力がありますが、一方で注意しておきたいデメリットも存在します。ここでは、メリット・デメリットをしっかり整理し、後悔のない住まいづくりに役立つ情報をお届けします。



平屋のメリット|家事ラク・バリアフリー・家族の距離が近い住まい
平屋のメリットは、日常の暮らしやすさに直結するポイントが多いのが特徴です。
1. 家事動線がラク!
階段がないので、洗濯や掃除などの家事がスムーズに完結します。例えば、洗濯物を1階から2階へ運ぶ手間もないため、毎日の家事負担が軽減されます。さらに、リビングからキッチン、寝室、洗面所へのアクセスがワンフロア内で完結するので、動きやすいのが大きな魅力です。
2. バリアフリー設計がしやすい
段差が少ないため、高齢者や小さなお子さんでも安心して暮らせるのがポイントです。将来的に介護が必要になった場合でも、車椅子や介助をしやすい設計に変更しやすいため、「一生モノの家」としても注目されています。
3. 家族のコミュニケーションが取りやすい
家族が同じフロアで生活するため、顔を合わせる機会が自然と増えます。リビングを中心とした間取りにすれば、家族の気配を感じながら、それぞれがくつろげる空間をつくることも可能です。
4. 開放的でおしゃれなデザインが叶う
広い土地を確保できれば、リビングを中心にした「コの字型」や「L字型」など、庭を囲むおしゃれな間取りも実現しやすいです。吹き抜けや勾配天井を取り入れれば、二階建てに負けない開放感を味わえます。



平屋のデメリット|広い土地が必要?防犯・プライバシーの課題も解説
一方で、平屋ならではのデメリットや注意点も知っておく必要があります。
⚠️ 1. 広い土地が必要になる
平屋は1階にすべての部屋を配置するため、どうしても敷地面積が大きくなりがちです。特に都市部では広い土地の確保が難しく、土地代が高くついてしまう可能性があります。
⚠️ 2. 建築費用が割高になる場合も
1階建てで屋根や基礎面積が広くなるため、二階建てと比べて建築コストが高くなることがあります。ただし、階段や2階部分の工事が不要になるため、設計次第ではコストを抑える工夫も可能です。
⚠️ 3. 防犯対策が重要になる
すべての部屋が地面に近い分、窓や勝手口などの侵入経路が増えるため、防犯対策をしっかり考える必要があります。防犯ガラスやセンサーライト、窓の位置を工夫するなど、安全性を確保した設計が求められます。
⚠️ 4. プライバシーの確保が難しい
ワンフロアでつながる間取りのため、家族間でもプライバシーを確保しにくい点があります。個室を設ける際は、動線や扉の位置を工夫して、生活音や視線が交差しない配置を考えることが重要です。



平屋の費用の目安
平屋を建てたいと考えたとき、やはり気になるのは「いくらかかるの?」という費用面ですよね。ここでは、平屋の建築費用の目安や二階建てとのコスト比較について詳しく解説します!



平屋の建築費用は高い?二階建てとのコスト比較
「平屋は高い」というイメージを持つ人も多いですが、実際のところはどうなのでしょうか?
結論から言うと、平屋の建築費用は二階建てよりもやや高めになる傾向があります。主な理由を詳しく見ていきましょう。
1. 屋根と基礎部分が広くなる
平屋はワンフロアにすべての部屋を配置するため、どうしても屋根や基礎の面積が大きくなります。この分、材料費や工事費が増加します。
2. 耐震・断熱性能を高める必要がある
二階建てよりも横に広がる設計になるため、地震や台風などの災害に強い構造を作る必要があります。また、断熱性能を高めないと冬は寒く、夏は暑くなりやすいので、断熱材や窓の性能も重視される分、費用がかかる場合があります。
3. 階段や2階部分のコストは不要
一方で、階段や2階部分に必要な壁や床材、手すりなどの費用がかからないため、その分コストが抑えられる側面もあります。特に吹き抜けや勾配天井をうまく取り入れれば、平屋でも開放的な空間をつくれます。



平屋の間取り・デザインアイデア
平屋は、ワンフロアならではの開放感や自由度の高いデザインが魅力です。ここでは、人気の間取りやおしゃれなデザインの実例を紹介しながら、理想の平屋を叶えるアイデアをたっぷりお届けします!



人気の間取り例|中庭・L字型・コの字型の特徴を解説
平屋の間取りといえば、「中庭」や「L字型」「コの字型」が特に人気です。それぞれの特徴と魅力を詳しく見ていきましょう!
1. 中庭のある平屋
中庭を中心に部屋を配置する間取りです。
プライバシーを確保しながら開放的な空間が作れる
外に面する窓を少なくしても、中庭から自然光を取り込めるため、リビングや寝室を明るく保てます。


風通しが良くなる
中庭があることで、室内に心地よい風が通り抜ける設計が可能に。夏場でも涼しく、エアコンの負担を減らせる効果も期待できます。


アウトドアリビングとして活用
家族でBBQをしたり、お子さんが安全に遊べるプライベート空間としても活躍します。


おすすめのライフスタイル:おしゃれな暮らしを楽しみたい人や、プライバシーを守りながらも開放感を重視したい人にぴったり!



2. L字型の平屋
L字型は、リビングを中心に「生活空間」と「プライベート空間」を分けやすいのが特徴です。
リビングと寝室を分けてプライバシー確保
L字の曲がり角をうまく使うことで、家族が集まるリビングと、寝室や子供部屋などのプライベートゾーンを分けることができます。


庭を囲む形で広がりを演出
L字の内側を庭にすれば、リビングやダイニングから緑を楽しめる癒し空間を作ることも可能です。


おすすめのライフスタイル:家族それぞれのプライバシーを守りつつ、リビングで集まる時間も大事にしたい家庭向け!



3. コの字型の平屋
コの字型は、中庭を囲む形で部屋を配置するスタイル。
プライベートな庭を確保しやすい
中庭がすっぽり家に囲まれているので、外からの視線を気にせずに過ごせます。


部屋ごとに違う景色を楽しめる
L字型よりもさらに視線の広がりがあり、リビング・寝室・ダイニングなど、各部屋から中庭の景色を楽しめるのが魅力です。


生活動線がコンパクトになる
部屋をコの字に配置することで、移動距離が短くなり、家事動線も効率的に。


おすすめのライフスタイル:プライバシー重視派や、のんびり庭を眺めながら過ごすリゾート気分を味わいたい人におすすめ!



平屋の住み心地・リアルな体験談
「平屋って住み心地はどうなの?」という疑問を持つ人も多いですよね。実際に住んでいる人のリアルな声や体験談をもとに、平屋の良い点・後悔ポイントを掘り下げていきます!



実際に住んでわかった!平屋の良い点・後悔した点
実際に住んで感じた「良い点」
移動がラク!生活動線がスムーズ
玄関からリビング、寝室、水回りまでがワンフロアで完結するので、階段の上り下りがない分、移動がとてもラク。特に朝の忙しい時間帯や、子育て中、将来的に老後を迎えても負担が少ないのが嬉しいポイントです。


家族との距離が自然と近くなる
部屋が同じフロアに集まっているので、顔を合わせる機会が増えてコミュニケーションが取りやすいという声が多いです。小さい子供がいる家庭や、夫婦二人暮らしでも「家族のつながりを感じやすい」というメリットを実感できます。


掃除がラク!
掃除機を持って階段を上り下りする必要がなく、フロア全体を一気に掃除できるので、家事の負担がぐっと減ります。





💡 後悔ポイントもチェック!
日当たりや風通しに注意が必要
横に広がる平屋は、建てる土地や間取り次第では部屋の奥まで日が入らないことも。特に隣家との距離が近い場合、日当たりや風通しを考慮した設計をしないと「思ったより暗い…」と後悔してしまうケースもあります。


プライバシー確保が難しい場合も
リビングや寝室が道路側に面すると、窓を開けると外から丸見えになることも。対策としては、中庭やコの字型・L字型の間取りを取り入れたり、窓の位置や高さを工夫することが重要です。


防犯面の不安がある
平屋は窓が多くなりがちな分、防犯対策が必須です。シャッターや防犯ガラス、センサーライトなどを取り入れることで安心感を高めましょう。





住んでみた感想や口コミから学ぶ平屋のリアル
実際に平屋に住んでいる人の口コミを集めてみると、良い点・悪い点どちらもリアルな声が見えてきます。
🏡 ポジティブな口コミ
「リビングからすぐに庭に出られるのが気持ちいい!子供と一緒にのびのび遊べるのが最高です。」


「掃除や洗濯の動線がとにかくラク。共働きでも家事負担が減った気がします!」


「階段がないから将来的にも安心して住めると思えるのが良いですね。」





🔍 ネガティブな口コミ
「土地が広くないと希望の間取りが叶わない…もう少し広い土地を探せばよかった。」


「窓を多めにしたら防犯面が不安に感じてしまった。後からセキュリティを強化しました。」


「平屋は寒いって聞いてたけど、冬場は本当に冷え込みやすいと感じたので断熱材をもっとこだわればよかった。」





平屋が向いている人とは?
平屋はおしゃれで暮らしやすいイメージがありますが、実際には「向いている人」「向いていない人」がいます。ライフスタイルや家族構成によって、平屋のメリットを最大限に活かせるのかを見極めることが大切です。



夫婦二人暮らし・子育て世帯・老後におすすめのライフスタイル別平屋の魅力
💑 夫婦二人暮らしにおすすめの理由
コンパクトに暮らせて管理しやすい
階段がなくワンフロアで生活できるので、掃除や片付けが楽。無駄なスペースを省いたシンプルな間取りで、広すぎない快適な空間をつくれます。


将来の安心感もポイント
年齢を重ねたときのことを考えると、階段の上り下りがないのは安心材料の一つ。介護が必要になった場合も、移動の負担が少なく済みます。





👨‍👩‍👧‍👦 子育て世帯におすすめの理由
子供の様子を見守りやすい
同じフロア内に子供部屋があるので、子供がどこで何をしているかがすぐにわかるのが安心。リビングを中心に各部屋へつながる間取りなら、自然と家族が顔を合わせる機会が増えて、コミュニケーションも取りやすくなります。


庭とつながる暮らしを楽しめる
リビングやダイニングからすぐに庭に出られるので、子供が遊ぶ姿を見守りながら家事ができるのも嬉しいポイント。





👵 老後の暮らしにおすすめの理由
バリアフリー設計がしやすい
階段がない分、段差を減らした設計がしやすく、手すりやスロープをつけるなどの工夫も取り入れやすいので、将来的な安心感があります。


コンパクト動線で負担が少ない
寝室・リビング・トイレ・浴室など、生活に必要な空間がワンフロアでつながるので、移動距離が短く、体力的な負担が軽減されます。





平屋が合わない人の特徴もチェック!後悔しない選び方
🏗️ 土地が狭いエリアに住みたい人
平屋はどうしても「広い土地」が必要になることが多いので、都市部や土地が狭い地域では、理想の間取りが叶えにくい場合があります。土地の広さや形状をしっかり検討しましょう。



👥 プライバシーを重視したい人
部屋が横並びに配置されることが多いため、寝室や個室のプライバシーを確保しにくい場合があります。間取りの工夫や窓の位置・高さを考えないと「家族の気配を感じすぎる…」と感じることも。



🔒 防犯面を重視する人
ワンフロアで窓が多くなる分、防犯対策が必須。人通りが多い場所や隣家が近い場所では、防犯設備をしっかり考えておかないと、不安を感じることがあるかもしれません。



よくある質問
最後に、平屋を検討している方が特に気になる疑問をまとめました。よくある質問を解決して、理想の平屋づくりを進めましょう!



平屋とはどういう意味ですか?
平屋とは、1階建ての住宅を指します。
「平」という言葉からもわかるように、階層がなくフラットなつくりが特徴です。2階や3階がある家とは違い、ワンフロアで生活空間が完結するため、移動のしやすさや開放的な間取りを実現しやすい住宅スタイルです。



平屋のメリットとデメリットは?
メリット
移動がラク:階段がないので、日常生活の動線がスムーズ。


バリアフリー対応しやすい:老後や介護を考えた間取りづくりに最適。


家族との距離が近い:同じフロアでつながるため、家族のコミュニケーションが増えやすい。


メンテナンスが楽:外壁や屋根の手入れがしやすく、長期的な維持費用も抑えやすい。


⚠️ デメリット
広い土地が必要:ワンフロアに必要な部屋をすべて収めるため、土地の確保が課題になることも。


建築費用が高くなる場合も:屋根や基礎部分が大きくなるため、面積が増えるほど費用も上がりやすい。


防犯対策が必要:窓が多くなる分、侵入リスクが高まるためセキュリティ面の工夫が必要。





平屋やめた方がいい理由は何ですか?
「平屋をやめた方がいい」と言われる理由はいくつかありますが、実は間取りや土地選びを工夫すれば解決できることも多いです。
土地代や建築費用が割高になりやすい → コンパクト設計やL字・コの字型間取りを検討することで工夫できる。


プライバシー確保が難しい → 中庭を取り入れたり、窓の高さ・位置を調整して外からの視線を遮る。


都市部では土地確保が大変 → 立地を郊外に広げるか、狭小地対応のデザインを選ぶと解決できる場合も。





平屋に住むと何がよいですか?
平屋に住む最大の魅力は、やっぱり「ラクで快適な暮らしやすさ」です!
階段なしでストレスフリーな移動:高齢になっても安心して暮らせるのが大きな強み。


家族のつながりを感じやすい:部屋がフラットにつながるので、自然と家族との会話も増えやすい。


庭との一体感が楽しめる:リビングやダイニングからすぐ庭に出られるので、開放感ある暮らしが叶う。





なぜ平屋が人気なのか?
最近平屋が注目を集めている理由はいくつもあります。
バリアフリー志向の高まり:老後を見据えて「長く住める家」を求める人が増えている。


デザイン性の高さ:開放感のあるモダンなデザインや、中庭・L字型など個性的な間取りが人気。


共働き家庭の増加:家事動線を重視した暮らしやすさを求める人にとって、階段なしの生活が魅力的。


自然災害への対策:地震対策の面でも、背の低い平屋は揺れの負担が少ないという安心感も注目されています。





平屋は税金が高いのはなぜですか?
実は「平屋=税金が高い」というのは誤解されやすい部分です。
固定資産税は建物の延べ床面積評価額によって決まるため、2階建てと比べて同じ床面積なら基本的に税額は変わりません
ただし、平屋は1階だけで広く作るため、土地が広くなる=土地の固定資産税が高くなる場合があります。また、屋根や基礎部分の面積が大きくなる分、建築費用が高くなりやすいため、評価額が上がることも要因のひとつです。
👉 土地選びや建築プランを工夫すれば、税負担を抑えることも可能です。

この記事を書いた人

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工藤 (本社)

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